こんにちは、かがわです。
フェリー「さんふらわあ」にかがわ、妻、5歳双子の4人家族で乗船してきました。
初めてのフェリー旅で、さらに船内泊だったので不安もありましたが
快適な船旅となりました。
お子さん連れでさんふらわあを利用される方の参考になれば思い、船内の様子などお伝えします。
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受付から乗船まで

今回かがわ一家が乗船したのは神戸~大分航路です。
神戸港19:00発で、大分港に翌朝6:20に到着となります。
乗船前の注意点としては、早めに到着しておくことです。
出航時刻は船が動き出す時間のことで、その時間ギリギリに到着してしまうと乗船することが出来ません。
乗船するにはトラックや乗用車を順番に船内へ乗せていくので、出航時刻より30分以上前から乗船は始まります。
出航時間の1時間前には到着しておくことをおすすめします。

乗り場に到着すると係の方が誘導してくれます。
わが家はクルマも一緒に船に乗せるので、乗船待ちのクルマたちの列に並びます。
列に並ぶとあとは乗船開始までクルマを動かすことはありません。

その間にすぐ横にある建物で受付を済ませます。
受付で乗船チケットを受け取り、あとは乗船まで車内で待機となりました。
こども連れだとこの待ち時間が退屈に感じたようで、結局you tubeさんの助けを借りるはめになりました。
こども連れの場合は到着しても船にはすぐに乗れないことを事前に伝えておくのが良いと思います。

乗船すると誘導に従って駐車スペースまで案内されます。
また、出航後はクルマを停めた場所まで行くことが出来なくなります。
船内で必要なものなど必ず忘れ物がないように注意が必要です。
あらかじめ持って降りる荷物をまとめておくことをおすすめします。
ファミリールーム(ツーリスト)の様子

客室までは階段とエレベーターどちらでも向かうことが出来ます。
まずは荷物を置くために自分たちの客室へ向かいます。
今回、わが家が予約していたのは相部屋での利用となる「ツーリスト」というお部屋のタイプ。
その「ツーリスト」の中でも、こども連れの方だけが予約できる『ファミリールーム』というお部屋。
【赤ちゃんが思いっきり泣いても大丈夫!】
乳幼児(未就学児)をお連れのお客様で、ツーリスト(相部屋)をご利用される方にうれしいお知らせです。「乳幼児(未就学児)をお連れのお客様専用のツーリスト(相部屋)」をご用意いたしました!
ご家族でツーリストをご利用の際は、ぜひとも「ファミリールーム」をご利用ください。
混雑する多客期にも設定していますので、1年中いつでも安心してご利用いただけます!乳幼児をお連れのグループは、お父さんお母さんはもちろん、小中学生の兄弟姉妹も、おじいちゃん、おばあちゃんもみなさまご一緒に、ファミリールームをご利用いただけます。
※大人の方のみでファミリールームはご利用いただけません。ご了承くださいませ。
公式ホームページよりhttps://www.ferry-sunflower.co.jp/lp/family/
簡単に言えば、「こどもが騒いでも赤ちゃんが泣いてもお互い様だから気にしなくてもいいよ!」みたいな感じの子連れ専用相部屋です。

ツーリスト用のお部屋がいくつもあるので、自分たちの部屋番号をチケットで確かめて入室します。
お部屋に入口の扉にはカギがかかっていないので貴重品は身に着けておく必要があります。
(※帰路で利用した志布志~大阪航路のさんふらわあきりしまのファミリールームはチケット記載のQRコードを入口端末に読ませて開錠するようになってました)

席ごとにカーテンで仕切られており、それぞれに番号が振られているのでこちらも間違えないようにチケットで自分たちの席番号を確認します。

ハンガーや荷物棚もあります。

ひとつ気付いたのは、自分たちのスペース範囲内にはコンセント口が無く、USB充電用の差込口があるだけでした。
(※帰路で利用した志布志~大阪航路のさんふらわあきりしまのファミリールームにはコンセントの設置がありました)
ただ、部屋内にはいくつかコンセント設置があるので同室の方と譲り合って利用することはできますし、船内ロビーなど複数の場所でもコンセントの設置はされています。

消灯までは同室のこどもたち一緒になって大騒ぎして遊んでいました(大人たちもその方が楽!)
マットレスや掛布団・枕はそれぞれの席位置に設置してあるので、各自で寝具を整えます。
マットレスは動かすことが出来るので、自分たちのスペース範囲内であればくっつけて使うこともできました。
ひとつ注意点があるとするなら、マットレスの幅が約65㎝と通常のシングル用サイズよりも小さいことです。
わが家の5歳双子とは添い寝利用になるので、マットレスをくっつけて寝ました。
消灯時間になるとスタッフの方が手動で各部屋を消灯して回られていました。

ちなみに、僕たちが乗船したのは真冬でしたが、船内各所、客室内ともにかなり温かいです。
寝るとき寒いかなと心配していましたが、こどもたちのパジャマも冬用の厚手のパジャマではなく、やや薄めの長袖で十分でした。
暑さ寒さについては個人差や部屋ごとの違いはあるかもしれませんが参考になればと思い書いておきます。
展望風呂

さんふらわあには、各航路で展望風呂を利用することが出来ます。
さすがに露天風呂などはありませんが、大浴場に窓があり外の風景を眺めながら入浴できます。
展望風呂は乗船後なら出航前でも入浴できるようです。

かがわ一家は乗船後すぐに展望風呂に向かったので航行中の風景を楽しむことはできませんでしたが、
混雑予想の通り空いており、こども連れにとっては快適に利用することが出来ました。

混雑予想や実際の混雑具合は航路や時期によって異なるとは思いますが、
夕食バイキングの時間帯は比較的どの便でも空いているようです。
温度もどちらかというとぬるめのお湯で、浴槽内にはジェットバスもあり、こどもたちも楽しそうに入浴していました。
また、妻と確認したところ、おそらく男女浴場ともに同サイズ同設備のようでした。
キッズルーム・売店・船内各所の様子と設備

続いて、船内各所の様子と設備をご紹介します。
さんふらわあと言えば夕食バイキングがおいしいと評判みたいですが、今回は僕たち一家は利用しませんでした。
船内に飲食物の持ち込みは自由で売店もあるとあったので、飲み物とおやつ程度は用意していましたが、夕食と朝食は船内で現地調達することにしていました。
結果としては、夕食バイキングを利用しなくても食事の調達と食べるスペースの確保は問題なくできました。



まず、自動販売機が船内各所に設置してあり、中でもメインの売店横の自販機コーナーはカップ麺や冷食自販機・アイスなど充実の内容です。




もちろん、船内の売店も品揃え十分で、軽食やおやつ・飲み物は問題なく手に入ります。
ただ、お弁当などの販売はなかったように記憶しています。

そして、肝心の買ったものを食べる場所ですが、こちらも船内に自由に利用できる場所がいくつかありました。

電子レンジや氷、給水機など設備も充実しています。

ラップや紙コップ・氷用の袋まで設置してある親切ぶりに驚きました。


この画像の場所以外にも、ロビー・売店回りにテーブル付きのソファーや椅子が各所にあるので
そこで食事をしている方も多くおられました。
ただ、これらのテーブル付きの場所は席数が限られるので、混雑期の便では席が埋まってしまうだろうなと感じました。

船内にはなんとキッズルームまで完備されています。
ただ、このキッズルームはさほど広くなく遊具も多少ある程度のものなので、
未就学児向けの施設のように思えました。

キッズルーム内にはベビーベッドも設置されています。

キッズルーム内のテレビでは画像のアニメなどが繰り返し放映されているので、遊具が少ないとはいえわが家の5歳双子はしばらくキッズルームに入り浸ってました。

さらに、妻からの情報ですが、船内の女性用お手洗いにはアメニティなども置かれているとのこと。


コンセント差込口にはドライヤー使用禁止と書かれているそうですが、備え付けのドライヤーがあるのでそちらを使えるとのこと。
男性用お手洗いにアメニティやドライヤーの設置があったかどうかそもそも気にして見ておらずすみません…
アメニティがお手洗いにまであるのはとにかく利用者にはありがたいサービスだと思います。
気になるWi-Fiの電波状況は

さんふらわあでは船内で無料Wi-Fiも利用することが出来ます。
ただし、航路のすべてで問題なくWi-Fiを利用できるわけではありません。
そもそも、さんふらわあはフェリーなので海の上にいることがほとんどで、携帯の電波は沿岸や島々の陸上に立っている基地局から拾うしかありません。
当然、陸地から離れた場所になれば携帯も圏外となります。
船内Wi-Fiについても同様で、航路が陸地から遠く離れたタイミングではWi-Fiも使えなくなります。
さらに、客室内では電波が届くところでも圏外になりがちなので、ロビーなど電波を拾いやすい場所でしかWi-Fiは利用できないと思っていた方が良いです。
ただ、今回乗船した神戸~大分航路は瀬戸内海を通っていくので、陸地が近いことと島々が多くあるので、思っていた以上に携帯電波を拾ってくれました。
ちなみに神戸を出航して明石海峡を通過してしばらくの間は一度も圏外にならなかったように記憶しています。

あくまでも体感ですが、船内Wi-Fiが使えなくてもWi-Fiを切ると携帯の電波を拾うことができたケースが多かったように思いますし、通信速度も速かったように思います。
もちろん乗客の方のWi-Fi利用状況によって異なるとは思いますが、神戸出航~消灯時間近くまでは全くの圏外が続くことはさほどなかったように思います。
消灯以降はもともと圏外のツーリスト客室内で就寝なので電波状況はわかりませんが、
翌朝についても大分到着近くとなると問題なく電波を拾ってくれました。
(※帰路で利用した志布志~大阪航路のさんふらわあきりしまでは、航路が太平洋上なので出航から2時間もすると完全に圏外になったきりだったように思います)
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